1953-03-06 第15回国会 参議院 通商産業・経済安定連合委員会 第4号
それはなぜかといいますと、この前朝鮮で水豊の発電所をやつたときに、あすこにセメント会社のできたことを私どもは非常によく知つているのですが、これは当時いろいろ物が不足だつたものですから、それでそのときには内地はだんだん総動員法によつていろいろな物資が強い軍事統制を受けて、内地のセメント工場を動員しても到底あのダムを造るだけのセメントは入手できない、海外からの輸入もできない、併し朝鮮の水豊発電所をやるためには
それはなぜかといいますと、この前朝鮮で水豊の発電所をやつたときに、あすこにセメント会社のできたことを私どもは非常によく知つているのですが、これは当時いろいろ物が不足だつたものですから、それでそのときには内地はだんだん総動員法によつていろいろな物資が強い軍事統制を受けて、内地のセメント工場を動員しても到底あのダムを造るだけのセメントは入手できない、海外からの輸入もできない、併し朝鮮の水豊発電所をやるためには
その結果、国連軍によつて水豊発電所の爆撃や、更に事態が発展して、満州の基地を爆撃するような不幸な事態が生じますならば、全国に外国軍隊の軍事基地を持つ日本全土が、いつ報復爆撃を受けるかも測り知れないことであります。
○梨木委員 水豊爆撃と日本の安全に関する緊急質問、これは、今どなたかアメリカに聞けというお話がありましたが、水豊爆撃は、日本を基地として行われておるという実情でありましてこの点につきまして水豊発電所の爆撃を契機として日本も空襲を受けないとも限らない非常な危険な状態にあるわけであります。
国連軍は、今回休戦会談進行中の現在におきまして、何故に水豊発電所を爆撃したか、国民等しくその内容を知りたいと存じておるところであります。このことは、国連側の政策の変更を意味するものであるかどうか、この点お伺い申上げるのであります。更にこの結果が休戦会談に及ぼす影響及び見通しは如何なるものであるか。